五感で楽しむ京の苑~原谷苑~
わら天神前からのシャトルバスに揺られ金閣寺北西の山中にある「原谷苑(はらだにえん)」を訪れたのはカメラを初めてしばらくした頃で、桜の名所を探してた時に知ったスポットでした。
※京都で働いていた時期もあったのですが、その頃には全く知りませんでした(笑)
バスを降り苑への入り口を抜けるや否や、目の前に広がった景色を見てまず頭に浮かんだのは「えっ、リアル桃源郷?」
小輪の枝垂れ桜をはじめ、ユキヤナギ、ヤマブキなど数々の花が風に舞い、紅、白、黄、緑、ピンクがバランスよく散りばめられた情景は人生で一度も見たこともないものでした。
地形を活かした苑内の谷側から上を見上げると花のホールに立っているかのようで、陽射しは花々が間接照明のような優しい光に変化させ、鳥のさえずりはBGMとなり、ほのかな甘い香りと小道では枝や葉が肌に触れ、まさに五感で楽しませてくれるスポットです。
※お弁当なども販売されているので「味覚」も楽しめます(笑)
私のお勧めは満開を少し過ぎた頃の夕方の時間帯です。
人の流れも落ち着き始め、傾いた陽射しにひらひらと舞う桜。
心の良薬となること間違いなしです(笑)
・2025年の開苑は3月25日(火)より
・開苑時間は9時から17時(入苑16時半まで)
・入苑料金は桜の開花状況により変動します
・シャトルバスは3月29日(土)より運行予定
※詳しくは公式ホームページ等をご確認ください。
原谷苑公式ホームページ
写真・文 Hiro