曽我(別所)梅林で撮る絵葉書的写真〜富士山とのコラボが美しい梅林〜
関東三大梅林に数えられる曽我梅林(残りの二か所は、偕楽園と越生梅林)。中河原梅林、原梅林、別所梅林の3か所を合わせて曽我梅林と呼称しているようですが、梅まつりの中心会場である別所梅林を本記事では取り上げます。
車で行くと、以前は梅林内の道路に駐車させて貰えましたが、近年は駐車場以外は駐車禁止となっています。駐車可能台数が以前に比べ減ったので、JR御殿場線下曽我駅から徒歩でアクセスするのも良いかもしれません。
曽我別所梅まつりの頃は、松田山のまつだ桜まつりと時期が重なります。そこで、私は早朝に松田駅近くのコインパーキングに車を止め、松田山の河津桜の撮影後にJRで曽我別所梅林へ移動するというパターンで行動することも良くあります。
次の作例は、駅から曽我別所梅林へ徒歩で向かう途中に撮影した物だったと思います。
2019/2/24 8:03 撮影 換算焦点距離136mm
曽我別所梅林に入ったら撮影すべきは何と言っても富士山と梅のコラボでしょう。その撮影スポットを知るために、まず曽我梅林のマップを入手しましょう。Web 上にもありますし、会場にも用意されています。十字路には梅の品種名が付けられているので、自分の居る場所がよく分かります。
まずは、白加賀交差点付近が富士見スポットとなっています。富士山と梅の枝振りの構図探しを楽しめると思います。
2023/2/22 10:20 撮影 焦点距離100mm
2021/2/20 10:24 撮影 焦点距離87mm
小田原牧場アイス工房の駐車場からは、しだれ梅と富士山のコラボショットが撮れるはずですので、足を運んで見ましょう。
2023/2/22 9:07 撮影 焦点距離52mm
小田原牧場アイス工房前の県道72号線(松田国府津線)を150mほど北へ行くと、やはりしだれ梅越しの景色を見ることができます。
次は、曽我別所梅林を一望できるところへ向かいましょう。曽我梅林案内図によると見晴台まで徒歩20分程となっていますが、実はそれより手前で十分曽我別所梅林を一望することができます。グーグルマップでは、「梅林と富士山」という名前のついた地点です。地点名の通り曽我別所梅林と富士山を撮るならここがベスポジかもしれません。見晴台まで登ると曽我別所梅林というよりも相模湾、足柄平野、箱根連山を一望できるスポットと言えます。 横構図なら展望の解放感、縦構図なら梅林の奥行き感を感じさせる画になるかと思います。
2018/3/3 10:23 撮影 換算焦点距離34mm
2021/2/20 11:03 撮影 焦点距離38mm トリミング有
例年、この「梅林と富士山」近辺の梅の木には多くのメジロが集まっています。望遠レンズを用意して「梅にウグイス」ならぬ「梅にメジロ」、いわゆる「梅ジロー」を撮るのも一興かと思います。
絵葉書的写真をお勧めする記事ですので、富士山とのコラボ写真ばかりを作例として示させていただきましたが、枝垂れ梅も増えていますので、こんな写真も撮れます。
2018/3/3 11:24 撮影 換算焦点距離136mm
富士山は、日が昇り気温が上昇すると雲が湧き隠れてしまうことが多いので、富士山とのコラボショットは早めに撮っておくことをお勧めします。
梅が咲くと、次々と春の花の開花リレーが始まります。花撮りカメラマンの忙しい花追いの日々が始まりますね。
写真・文/Pure