春を告げるニリンソウ~上高地徳沢~
今回は上高地に群生するニリンソウを紹介いたします。
上高地は北アルプス南部の長野側にある景勝地で、標高1,500mに位置しています。
標高が高いため、例年5月上旬から咲き始め5月中旬〜6月下旬にピークを迎えます。
この時期の上高地は、まだまだ穂高連峰に白い雪が残り、河童橋付近は新緑芽吹き、梓川には透き通った雪解け水が流れ、初春を彷彿とするフレッシュな風景が広がり、思わず深呼吸をしたくなります。
そんな素晴らしい景色を横目に、徳沢までのハイキングコースの至る所でニリンソウは咲いており、小さい花が身を寄せ合って咲いている姿はとても可愛らしいです。
中には白い萼片が緑に変異したものもあり、「幸せのミドリニリンソウ」とも呼ばれています。ニリンソウの葉と同化し、見つけるのは大変ですが、探して見つけた時は本当にいいことが起こりそうな、そんな気分になります。
是非皆様も大自然の中に咲く可憐なニリンソウを見に来てみて下さい。
<アクセス>
上高地は自然保護のため、マイカー規制が実施されております。自家用車は釜トンネルより通行規制のため、各駐車場からシャトルバスもしくはタクシーを利用する必要あり。
詳しくは上高地オフィシャルWebサイトをご確認下さい。
写真・文 ひろた