秋の埼玉で、一度は訪れたい絶景といえば日高市の「巾着田」。毎年九月中旬から下旬にかけて、約五百万本もの曼珠沙華(彼岸花)が一斉に咲き誇り、川の流れに抱かれた土地は燃えるような紅に染まります。国内有数の群生地として名を馳せ、林の足もとを埋め尽くす光景は、まるで天から舞い降りた赤い絨毯。自然が織りなす奇跡に、誰もが息をのみます。



木漏れ日に揺れる曼珠沙華は、とりわけ幻想的。赤と緑、光と影――相反する色と輝きが溶け合い、儚くも鮮烈な美を描き出します。花びらに目を寄せればその繊細さが際立ち、少し距離をとれば大地を染め上げる壮大なパノラマに心を奪われます。


アクセスは西武池袋線「高麗駅」から徒歩約15分。開花期には臨時駐車場が整備されますが、周辺道路は大変混雑するため、公共交通機関の利用がおすすめです。なお、曼珠沙華が咲く時期は群生地内での三脚や一脚の使用ができませんのでご注意ください。


花の見頃に合わせて「巾着田曼珠沙華まつり」も開催され、地元の味覚や特産品を楽しめる出店が並びます。令和7年は9月19日から10月5日までの開催で、期間中のみ入場料(500円)が必要です。今年は猛暑の影響で開花がやや遅れると予想されていますので、訪れる際は最新の開花情報をご確認ください。

巾着田曼珠沙華まつり

燃えるような赤に包まれるひとときは、まさに自然からの贈り物。秋のほんの短い間だけ現れる、この幻想の舞台を歩いてみてはいかがでしょうか。

写真・文 kyoko




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