ゴールデンウィークに楽しめる!5月の花の絶景|藤の名所
大人気アニメ「鬼滅の刃」で一躍人気となった藤の花。万葉集にも歌われるほど古来より愛でられてきて、今では海外からも美しいと絶賛され桜に次いで人気のある日本の代表的な花です。藤棚の下を歩きながら、初夏の風に揺られて降り注ぐ花を愛でられる藤の名所をご紹介。(年によって開花時期は異なります。お出かけの際はHP等で開花状況をご確認ください。)
愛知 天王川公園
かつては藤波の里と呼ばれていた愛知県津島市にある藤の名所。藤棚の長さは約275m、面積約5034㎡もあり東洋一の藤棚ともいわれていました。藤棚の下には小川が流れているため、水面一面に藤棚の花が映る光景や、花が散った後に藤色の花筏など、他にはない藤の美しさに出会えます。
福岡 河内藤園
アーチ状に造られた110mの藤のトンネルは海外のメディアでも美しいと取り上げられるほど有名になりました。その他にも園内には球状に広がる藤のドームや、樹齢120年を超える大藤も。紅葉の名所でもあるため青紅葉と藤の共演も楽しめます。小学生の頃に読んだ本に感銘を受け「俺も何か一つこの世に生きた証を残したい」という、創設者の方の子供の頃の夢から始まったというエピソードも素敵な藤園。
栃木 あしかがフラワーパーク
紫色の藤だけでなく、白藤や黄花藤などの様々な藤が楽しめるフラワーパーク。同時期に咲く躑躅との共演も美しい。シンボルでもある樹齢160年と言われる大藤は、当時の樹齢約130年の頃に都市開発のために移植されてきたもの。場所を変えても見事に咲き続ける生命力にも心を打たれます。
岡山 和気町藤公園
和気町で生まれた和気清麻呂の誕生1250年を記念して、昭和60年に開園されたという藤園。北海道から鹿児島まで全国各地から集められた藤や、さらには海外から集められた藤など100種類以上の品種のが集まる場所。種類の多さでは日本一だそうです。総延長500mの藤棚も綺麗に整えられていてライトアップに映し出される光景も幻想的。
静岡 熊野の長藤
平安時代末期、平宗盛(たいらのむねもり)に仕えて寵愛を受けたと伝えられる熊野御前にゆかりの藤。熊野御前が植えて大切に愛でた藤の木の孫・玄孫であると伝えられています。藤棚が広がる行興寺(ぎょうこうじ)の境内には、熊野御前とその母親のお墓も。1m以上にも垂れる花房により長藤と名付けられました。国指定天然記念物とされているこの長藤の他にも、県指定天然記念物に指定されている藤の老樹が5本あり、それらが藤棚いっぱいに広がって見事な花を咲かせます。
大分 千財農園
小高い斜面に広がる圧巻の大藤棚は約2400坪もある実質日本一の規模。斜面に植えられているため眼下にまで藤の花が咲き乱れます。お茶の生産が盛んなこの地域では向かいの斜面には一面の茶畑が広がっており、青々とする新茶の茶畑の風景と藤の花の美しいコントラストも見どころのひとつです。