躑躅というと、公園や道路沿いなどいたるところで咲いていて良くみかけるイメージですが、実は4000種類以上もあります。特に山間部ではあたり一面に咲き誇る躑躅の風景に出会うことができ、夏前まで様々な品種が楽しめます。色鮮やかに咲き乱れる躑躅の名所をご紹介。(年によって開花時期は異なります。お出かけの際はHP等で開花状況をご確認ください。)

茨城 笠間つつじ公園


茨城県中央の笠間市にあり、標高143m、面積約7haの見晴らしの良いつつじの公園。約8、500株の様々な品種が小高い山一面に植えられており色鮮やかな景色が広がります。山頂は芝生広場となっていて、一面のツツジ越しに笠間の街並みが広がる大展望。夕暮れ時は一段とドラマチックな光景となりどこか異空間に来たような気分にもなれる場所です。

東京 塩船観音寺


小高い丘に囲まれた周辺の地形の様子が舟底の形に似ているため、仏菩薩が生死の苦海を渡って彼岸に至り、衆生を救おうとする大きな願いの舟である『弘誓の舟』になぞらえて塩船と名づけられたそう。すり鉢状に色鮮やかなツツジが広がっているので丘の上から眺める景色も、下から見上げる景色も、どちらも圧巻です。

奈良 葛城山自然つつじ園


山頂付近に広がる燃えるような100万本のツツジの大群落は、「一目百万本」とも言われます。かつてはこのあたりを笹が覆っていたとのこと。ちょうど今から50年程前に笹が花を咲かせて一斉に枯れて消滅した後、何年か経ちツツジが成長し始めて、今の美しい風景になったのだそう。自然に生まれる花風景にも様々なドラマがあることを感じることができる場所。

群馬 つつじが岡公園


この場所は古来からヤマツツジが自生しており、室町時代の書物にも「躑躅ヶ崎」として記されています。江戸幕府下の1605年、館林城主の側室「お辻」は容姿が美しく、正室らから嫌がらせを受け城沼に身を投げました。「お辻」と「つつじ」の音が似ていることから、つつじを城沼の南岸に植えたのがはじまりだそう。昭和9年には「躑躅ケ岡」として国の名勝に指定されました。宇宙飛行士、向井千秋さんがスペースシャトルに持ち込んだ種子を発芽させた「宇宙ツツジ」もあります。

佐賀 大興善寺


奈良時代 養老元年(西暦717年) 奈良時代の高僧 行基菩薩がこの地を訪れたのがお寺の始まり。人々とのご縁と心の安らぎを与えるためにと大正9年ころから裏山の雑木林につつじを植えて大興善寺契園(ちぎりえん)を作りました。約5万本のツツジが山肌一面に咲き誇ります。青紅葉とのコントラストも見事です。

京都 長岡天満宮


シンボルの大鳥居をくぐると、両側には樹高約2.5mの真っ赤なキリシマツツジが約60mにも渡って多数植えられています。樹齢は約170年の古樹でその美しさは日本随一とも言われておりツツジを目当てに多くの人々が訪れます。灌漑用として造られた周囲約1キロメートルの八条ヶ池の中堤の回廊に、真っ赤なツツジが咲き誇る風景は息を飲むほどの美しさです。このキリシマツツジは長岡京市の天然記念物にも指定されています。

全国の躑躅(つつじ)の名所一覧はこちらから



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