早春の花の香りを求めて~神奈川県松田町寄(やどろき)ロウバイ園~
早春の花の香りといえば、水仙かロウバイ。今回は、神奈川県足柄上郡松田町のロウバイ園のご紹介です。松田町といえば、松田山(西平畑公園)の河津桜と菜の花が有名ですが、一足早く早春の花を楽しめるのが寄ロウバイ園です。
平成17年度に 250 株が記念植樹されたことから始まり、現在は 3,000 株 20,000 本、敷地面積 13,000m2 以上の日本最大級のロウバイ園となっているそうです。
今年は、1月18日(土)~2月16日(日)の間、第13回寄ロウバイまつりが開催されています。
園内に入るとロウバイの甘い香りが漂っています。さすが四大香木の一つに数えられる木です。ロウバイの少しオレンジかかった黄色は、青空の色と補色関係にあり、非常にコントラストが高く見える関係と言われています。言葉を変えれば、映える色の組み合わせと言えると思います。ぜひ、冬の青空の下でロウバイの写真を撮って欲しいと思います。
ロウバイ園は傾斜地にあり、丘を登るように散策ルートが作られています。登っていくとロウバイ園を広く見渡せる場所があり、一面に咲くロウバイを見ることができます。黄色というよりも黄金色に染まって見えます。
散策ルートを下って行くと、ロウバイのトンネルをくぐるような場所もあります。
ロウバイ園を降りてくると、休憩用ベンチや切株があります。園内には出店も出ていますのでそこで買ったものを食しながら、甘い香りに包まれた一時を過ごすのも良しです。
私は、車で訪問しました。みやま運動広場が無料駐車場として利用可能です。公共交通機関で訪問する場合は、小田急線新松田駅もしくはJR御殿場線松田駅から、新松田駅北口発の「寄」行きバスに乗り、終点で下車。どちらの場合も、寄ロウバイ園までは徒歩10分ほど上り坂を登ります。歩くのはちょっとという方は、有料送迎バスもあります。
また、先に書いた通り、園内も丘を登るようなコースを歩きますので、歩きやすい靴を履いて行くことをお勧めします。
写真・文/ Pure