京都・淀水路で迎える早春の河津桜
例年2月中旬から3月にかけて京都市伏見区の淀地区を流れる約1.2kmの水路沿いには、周辺住民によって育てられた河津桜並木約200本が咲き誇ります。満開の時期には河津桜の特徴である濃いピンクが水路にも映り込み、また少し強い風が吹き抜けた後には花びらが水路を舞い、青春映画のワンシーンのような情景を目にすることができます。
京都の春を告げる風物詩として有名なこのスポットは、京都競馬場に隣接する京阪電鉄の淀駅から徒歩で約10分と、京都市内や大阪、奈良からもアクセスが良く毎年大勢の観光客で賑わっています。
京阪電鉄の線路から府道126号線が通るエリアが最も混雑していますが、そこから宇治川方面へ続く遊歩道は比較的人も少なく、のんびりと散策したい方にはおすすめです。
2025年は3月1日と2日に地元商店街が桜祭りを開催する予定で、各種イベントやキッチンカーなどが出店されるようです。
また淀駅の隣り「石清水八幡宮駅」にはソメイヨシノの桜並木道で有名な「背割堤」がありますので、淀の河津桜を見逃した方は3月の開花時期に合わせてそちらへ行かれるのもおすすめです。
写真・文/hiro